子供が同伴者なしで飛ぶとき 4


米系エアラインで Unaccompanied Minor (UM),つまり未成年者が大人 (アメリカでは18歳以上) の同伴者なしで飛ぶとき,一定の料金を払ってスタッフにエスコートしてもらうサービスがあります.ただし年齢によっては選択ではなく強制です.小学1年生が1人で電車に乗って学校に通う日本とは違い,州によっては14歳未満の子供に留守番をさせると親が逮捕される国なので,仕方ありません.

料金は片道1家族で150USDが普通です.使えるフライトには制限があり,他社便は原則として使えませんし (デルタはエールフランス・KLM便も可),年齢によっては乗継もできません.未成年者はホテルへのチェックインができないため,乗継可能な年齢でも1日の最終便への乗継は不可となっています.

エアライン 年齢
アメリカン 5〜14 (15〜17歳は任意) 5〜7歳はノンストップのみ.乗継空港限定あり
デルタ 5〜14 (15〜17歳は任意) 5〜7歳はノンストップのみ.
ユナイテッド 5〜15 全年齢ノンストップのみ

デルタの場合はバーコード入りのリストバンドを付け,各所でスキャンすることでトラッキングします.専用の問い合わせ電話番号も出ていて,私が親ならここが一番安心できそうです.

年末年始はUMが多い時期ですが,ユナイテッドが立て続けに2件やらかしました.1つは子供が到着後機内に閉じ込められしばらく行方不明になったというもの,もう一つは1日の最後の便で重量制限のために子供を降ろした (Involuntary denied boarding) というもの.いずれのケースも結果的には子供は無事でしたが,子供の人権に敏感なアメリカでは大騒ぎになっています.ただ出発時は空港に連れてきた保護者がフライト出発までゲートで一緒に待つことになっており,2件目は保護者にも問題があった可能性もあります.

日系はどうかと調べてみると,JALANAともサービスが必要なのは6〜7歳のみで,任意利用も11歳で終わりのようです.国柄とはいえ,ずいぶん対応が違います.


Leave a comment

メールアドレスが公開されることはありません。

4 thoughts on “子供が同伴者なしで飛ぶとき

  • さんだーばーど

    自分が初めて乗ったときの飛行機の復路はUMでした。JALでそのころはチビッコVIPというタイトルで、胸にバッジを付けさせられるんです。全然知らない人の隣に座ってマンガを読んでいた記憶があります。なつかしい。

    わたしが勤めていたところは距離で年齢制限が変わって、確かにUM11くらいまで、そこからは任意のYPとかになった記憶がうすぼんやりとあります。さらに、チェックインカウンターでの受け取り&出口ゲートでの引き渡し(ともにガーディアンのIDが必要)だったような。

    これもうろ覚えなんですケド、UMってPNRの入力エリアがSSRじゃなくて、OSIだったような気がします。それで全情報入れていくので、PNRが長くなる。ま、きっと今はそんなこと関係なくすべてタッチパネルですよね。また昔話(笑)

    カタールのCMBDOHでUMみました。CMBだったので、ULのグランドスタッフが付き添い、搭乗口でチーフに引き渡してグランドの業務終了。会社ロゴの入ったバッグを斜め掛けみたいにしていたような気がします。いずれにしてもUMのオフロードはないわ。UMとかWCHに何かすると人権団体がうるさそうなのは日本も同じかと思います。

    • tak Post author

      さんだーばーどさん

      確かに,航空会社に預けた子供が一時的にでも行方不明になったら日本でも大騒ぎでしょうね.
      UM経験がおありでしたか.それも両側で.SSRとかOSIというのはよくわかりませんが (笑).チェックインカウンターでの受け取りは,米系とは違いますね.
      私はDFWの嵐の最中に3人兄弟を見たことがあります.あの状況ではかなり大変だったと思いますが,やはり泊まらなくて済むように最優先で出発させるんでしょうね.

  • 大阪球場

    takさん、

    僕も気が付かなかったのですが、アメリカは離婚が多いので両親が遠隔地に離れ離れになり、子供が休み期間中とか週末にもう片方の親のところに行くというパターンの利用が結構あるようですね。幸せな利用もあるようですが、居場所がなく仕方なしに移動と言う、ある意味ちょっと悲しい利用もあるようです。

    日本はどちらかと言うと夏休みにお爺ちゃんところへ子供たちだけで冒険だ!みたいな幸せな利用のようなイメージを(少なくともJAL ANAの案内では)感じましたが、実際はどうなんでしょうか。

    日系は8歳から一人で飛行機に乗れるのか!と驚いたのですが、上記のサービスがあるのは国内線だけのようですね。納得。

    うちの息子の友達(日本人)は7歳の時、デルタのUMのサービスを使って、夏休みにお爺ちゃんのところへ遊びに行ったようです。
    国際線の利用でしたが、乗り換えはダメで、ATLまで親がついていき、ATL-NRTのノンストップ便を利用、NRTではお爺ちゃんが迎えに行ったようです。彼も少年なりに大冒険したようで、少しうらやましかったです。

    • tak Post author

      大阪球場さん

      確かに,アメリカは両親の間をいったりきたりする子供が多そうです.調停の条件になっているから行かなければならないとか,ちょっと悲しい事情もあるかもしれませんね.日本もそういう利用がこれから増えてくるかもしれませんが,簡単にホームに入れる新幹線を使う人が多いような気もします.
      国際線はイミグレの手伝いも必要だし,かなり大変そうですね.それにしても7歳で1人でアメリカ〜日本を往復するとは.