USビザ保有者のグローバルエントリー申請経験談


グローバルエントリーを持っているとアメリカの入国審査が早くなるだけでなく,Pre-Check まで付いて来るので国内線でも大幅な時間節約ができますが,対象はアメリカ国籍か永住権保持者に限られています.しかし,最近それ以外の日本人に対象を拡大するためのテスト運用が開始され,エアラインの上級会員や一部クレジットカードの所有者にプロモーションコードが送られていたようです.

さらに最近になり,日本のアメリカ大使館を通じてプロモーションコードそのものを申し込むことができるようになりました.読者の白熊さんから,これを使ったグローバルエントリーの申請体験談をお寄せいただきましたので,ご紹介させていただきます.

申請進捗タイムライン

10月15日:コード申し込み
  同日:米国大使館からコード受領
  同日:GE申し込み,支払い
10月18日:戸籍謄本送付,翌日配送
11月23日:Conditionally Approved

ということで,Conditionally Approved (条件付承認) までのプロセスはかなりスムースに進んだようです.アメリカに住んでいると戸籍謄本を取得するのが大変なことがあるかもしれません.

面接

面接は原則としてアメリカ国内の空港で行います.私が初めて申請したときはオフィスが少なかったため,わざわざロサンゼルス出張に合わせて予約を取る必要があって大変でしたが,今はアメリカに住んでいればそんなに難しくないかもしれません.日本に住んでいる場合はアメリカに来るときに面接を行わなければなりませんが,Conditionally Approved であれば到着時に面接を行うというサービスもあります.

白熊さんの体験では結構直前になって面接枠が空くことも多いようです.

先日の日曜日朝に当日17:15のボストン空港での面接枠が空いたので、私の予約を変更して、別の日に予約をしていた妻の面接も一緒に済ませることが出来ないか聞いてみよう、というスタンスで居たのですが、16時頃に再度確認したら当日の18:45の枠が出ていたので、妻の予約も変更して空港に向かいました。

空港の待合室に17:05頃に到着して、他に待っている人もおらず係官が出てきたのは17:20頃でしたが、アポの内容を話したら「じゃ、一緒に済ます?」と係官からオファーがあり、2人合わせて15分ぐらいで処理が終わりました。

係官は日本人が対象では無い事を理解していたので、当初はグリーンカードが無い事に少し戸惑っていましたが、日本人向けのテストプログラムの件を説明し、係官のPCにも我々のデータがすんなり出てきたので、その後は問題なく進みました。

この中で、

1)もしかすると入国時キオスク上でヴィザカテゴリーが上手く反映されないかもしれないから、その場合は係官に言って必ず修正をしてもらう事。

2)税関申告で怪しい場合は、Yesを選択して係官に相談する事。税関申告のミスでグローバルエントリーを剥奪される人が結構居るとの事。

3)アジアの方にも商用で行くならAPEC Business Travel Card (ABTC)
を取得を勧める。

という話がありました。

予約は別々なのに2人一緒に面接してくれるところ,テストプログラムが周知されていないところはいかにもアメリカらしい適当さです.面接と言っても,私の場合はこれまでに渡航した国やグローバルエントリーが必要な理由 (海外出張が多いとかでOK) など簡単な質問をされただけで,ほとんど問題はないと思います.

アメリカによく来る方はぜひ申請してみてください.

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