ちょうど今デルタで持っている予約が三者三様の運賃なので,それを使って現在と2015年以降の獲得マイル数を試算してみたいと思います.
格安エコノミーの場合
今度のサンディエゴ旅行はT, Xというかなり格安のチケットです.総フライト距離は4,987マイルで,プラチナメダリオンのボーナス100%を加えると9,974マイルとなります (実際はチャレンジ期間中はボーナスが付かないことになっていますが,ここでは正規のプラチナメダリオンを仮定します).
一方これが来年からどうなるかというと,税金等を除く運賃は$410.50なので,プラチナメダリオンの1ドル9マイルの割合で3694マイルと,ほぼ1/3になってしまいます.
正規割引エコノミーの場合
モンペリエ出張は短くて土曜泊がないため,格安エコノミーは取れず正規割引運賃(K)となりました.1セグメント最低500マイルルールを適用した総フライト距離は9,571マイル,ボーナス込みで19,142マイルとなります.
燃油サーチャージ込みのMQD対象額は$2,036なので,来年以降の獲得マイル数は18,324マイルとなり,現在とほぼ同じです.
格安ビジネスクラスの場合
上海出張は格安ビジネス(P,Z)です.総フライト距離は16,958マイル.これにクラスボーナス (50%) とプラチナメダリオンボーナス (100%) が付いて,42,395マイルとなります.ただしこれは距離が最大になるようにルートを選んだので,普通のルートであればやや少なくなると思います.一方航空運賃と燃油サーチャージの合計は$3,435なので,来年以降は30,915マイルの加算となります.格安エコノミーほどの差はありませんが,かなり減ってしまいます.
ところが,これが格安でない正規割引ビジネスだとかなり事情が変わります.例えば3月下旬の平日だと一番安い運賃が$6,364,つまり57,276マイル加算となり,今年よりも大幅増となります.
まとめ
一般会員の場合も含め,今年と来年の獲得マイル数をまとめるとこのようになります.「他社」というのは距離ベースでマイル数を計算した場合 (デルタ以外で発券した場合など) です.高めの運賃を優遇しようという意図がありありと伺えます.プラチナの場合,一般会員と比べたボーナスが100%から80%に下がる分,下落幅が大きくなる傾向にあります.
一般会員 | プラチナ | |||||
2014 | 2015 | 他社 | 2014 | 2015 | 他社 | |
超格安エコノミー (大陸横断) | 4,987 | 2,052 | 2,493 | 9,974 | 3,694 | 4,488 |
正規割引エコノミー (ヨーロッパ) | 9,571 | 10,180 | 7,178 | 19,142 | 18,324 | 12,920 |
格安ビジネス (アジア) | 25,437 | 17,175 | 25,437 | 42,395 | 30,915 | 39,003 |
正規割引ビジネス (アジア) | 25,437 | 31,820 | 25,437 | 42,395 | 57,276 | 39,003 |
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具体的でわかりやすく、参考になりました。来年以降は要検討・・・となりますね。
私のデルタのステータスは、日本発行のデルタスカイマイルアメックスゴールドカードに
自動付帯してくるゴールドメダリオンなので、維持するべきかどうか迷っています。
JGC持ちではあるのですが、SFCが無いのでワンワールド1択は航空券の幅がせまくなり、厳しいんですよね。
Newarkは自宅から遠い・・という事情もあり。
私事ばかりで失礼しました。
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かっちゃんさん
クレカ付帯ならステータスは安泰だけど,マイルが貯まりにくくなるなら意味がない・・・という感じでしょうか.ゴールドはボーナスが100%→60%と一番削られるので厳しいですね.NYだとASはあまり使い道がないでしょうし.USがOWに移籍したらLGAが便利になったりしますか? NYはよりどりみどりかと思っていましたが,意外と選択肢がないものですね.