米系航空会社のマイレージビジネス


JALとANAも米国在住者向けクレジットカードを出していますが,やはり米系に比べてボーナスや特典が見劣りして,クレジットスコアを犠牲にしてまで手を出す気にはなりません.ANAは最初に使ったときに5,000マイル,JALに至ってはJALの国際線に乗ってやっと5,000マイル.その上マイルが使いにくい (片道不可,燃油サーチャージ加算,など) ときては,まったく魅力がありません.どうしてもJAL・ANAマイルが必要であれば,SPGやアメックスから移行する方がはるかに良いでしょう.
そんな中,珍しくJAL USA Cardが11月20日まで申し込みのキャンペーンを実施中です.ただし普段のボーナスにプラスされるのは,来年2月28日までに太平洋路線1回乗って5,000マイルで2回分まで.最大でも合計15,000マイルしかもらえないという,なんとも残念な内容です.
少なくともアメリカでは,航空会社はクレジットカード会社にマイルを売ると収益が得られ,クレジットカード会社はボーナスマイルを付けると会員が増えるということで,両者の思惑が一致して一大ビジネスになっています.クレジットカード会社は,小売店からの手数料,会員からの年会費・手数料・利子でマイル購入費をまかなっていると思われます.
さて,カード会員に渡ったマイルが特典航空券に換わるとループが一巡します.このとき,航空会社がマイル販売で得た収入よりも損をしていると元も子もないわけですが,実際のところどうなんでしょう?
データがあるわけではありませんが,おそらく全体としては航空会社が儲かるようになっていると思います.というのは,特典を出すか出さないかは完全に航空会社がコントロールできるからです.つまり,有償では満席になりそうにないフライトしか特典として出さないのであれば,航空会社としてはあまり損になりません.
しかも,ほとんどの人はマイルをうまく使いこなせていないという調査結果もあります.「無料航空券」という響きに乗せられてクレジットカードを作ったものの,実際には使えるフライトが見つからないままマイルが消滅したり,割の良くない使い方に終わったりすることが意外と多いのかもしれません.実際そういう理由で見返りが確実なキャッシュバックカードを好む人も多いようです.
まあ,皆がうまくマイルを使いこなすようになったら特典の空きがますます減って,われわれとしては楽しみがなくなるわけですが.

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