アメリカンMCEでアルコール無料実施・タダ乗りは禁止へ
以前,アメリカンのメインキャビンエクストラ (MCE) でビール・ワインなどのアルコール類が無料になるというニュースがありましたが,これが6月5日から正式実施されることが決まりました.
一方,MCEに空席があるときに一般のエコノミーから移動してよいかということに関しては,驚くことに「OK」というポリシーだったことが判明したわけですが,これがアルコール無料提供開始と同時にようやく禁止されるようです.
なお,ユナイテッドのエコノミープラスではアルコール類は依然として有料です.先にコンフォートプラスのアルコール無料化に踏み切ったデルタでは,コンフォートプラスが追加料金から「アップグレード」扱いに変わりましたが,アメリカンも同様の変更を行うのかが注目されます.
キャセイのプログラムに変更
あまり注目されることのないキャセイのプログラムですが,SPG・アメックス・Citiから移行できるところなので一応.
6月22日からマイル加算・特典航空券の必要マイル数が変更になります.加算に関しては,世界的にも珍しい距離ゾーン制となり,同じゾーン・運賃クラスのフライトであれば実際の距離が違っても同じマイル数が加算されます.本当かどうかわかりませんが,80%以上の航空券で加算マイル数が増えるそうです.
特典航空券の必要マイル数に関しては,エコノミーが減少,ビジネス・ファーストが増加となります.また本当かどうかわかりませんが,特典枠を20%増やすそうです.
このところステータスに関しては改悪が続いていましたが,こちらはマイルドな変更にとどまったようです.
カタール航空プログラムが大改悪
カタール航空の方は相次いで大改悪を発表しました.
まず,昨日5月27日から特典航空券の発券手数料 (エコノミー25USD・ビジネス50USD・ファースト75USD) が導入されました.カタール航空では電話での特典航空券予約ができませんので,当然オンライン予約にかかる手数料となります.人手のかからない発券で手数料を徴収するのはかない異例と言っていいでしょう.
さらに同日,自社特典の必要マイル数が予告なしに大幅値上げされました.具体例はリンク先を見ていただくことにしますが,米系でもなかなか見られない増加幅です.なお,他社特典チャートには今のところ変更がないそうで,他社を予約した方がお得という状態になっています.
乗るにはいいエアラインですが,マイレージプログラムの方は避けた方がよさそうです.