米系航空会社のエリート特典:ラウンジ


どのアライアンスも,ビジネスクラス以上に搭乗する人や,加盟航空会社のエリート会員はお互いのラウンジを使うことができることになっています.エリートステータスを使ってラウンジを利用するには,スターアライアンスの場合はゴールド,ワンワールドの場合はサファイアまたはエメラルドでなければなりません.
ただし,米系航空会社にだけ適用される特別ルールがあります.アメリカ国内線のみの旅程の場合,上記ステータスがあったり,国内線ファーストクラスの搭乗券を持っていたりしてもラウンジが利用できないのです.利用するには$350以上の年会費 (ステータスが高いほど安い) を払うか,利用券 (1日$50程度) を買う必要があります.
あるいは,ラウンジの年間パスが付いてくるクレジットカードを持つという方法もあります.例えば,アメックスのプラチナカード (年会費$450) を持つとアメリカン,デルタ,USエアウェイズなどのラウンジが利用できます.ユナイテッドにも,Chaseが発行するラウンジパス付きのクレジットカード (MileagePlus Club Card) があります.
スターアライアンスとワンワールドのラウンジ利用ルールは微妙に違います.ワンワールドでうれしいのは,エメラルド会員であれば常に (アメリカンのエグゼクティブ・プラチナの場合は国際線乗り継ぎ時のみ) ファーストクラスラウンジが利用できることです.
以上のように,航空会社のラウンジは原則としてアライアンス内で相互利用可能なのですが,ときどき自社のエリート会員かファーストクラス利用者のみに限定された特別なラウンジがあります.ルフトハンザのファーストクラスターミナル (フランクフルト),シンガポール航空のプライベートルーム (シンガポール),ブリティッシュエアウェイズのコンコルドルーム (ロンドン) などです.これらについても,機会があればご紹介したいと思います.

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