デルタと大韓航空がジョイントベンチャー 2


噂は以前から出ていたのですが,ようやく具体化してきたのか,大韓航空の社長がデルタとジョイントベンチャーの交渉を進めていると発言したとの報道がありました.

外的要因もあるとはいえ,デルタのアジア戦略は迷走を続けています.

  • 成田のハブをノースウエストから引き継ぎましたが,成田には発着枠制限があり,簡単に路線を増やすわけにはいきません.
  • そこでシアトルをアジア路線のハブにしようとしてアラスカ航空追い出しにかかりましたが,こちらはゲート数の制約があります.
  • 一方日本では羽田の国際化が進みそうになったので,日本に提携相手がないデルタはこれを妨害しましたが,とうとうアメリカ路線にも昼間枠が設定されてしまいました.腹いせに?成田線をさらに縮小しますが,これでは自分の首を絞めるばかりです.
  • ANA・JALがだめならということで,スカイマーク支援に名乗りを上げました.これがうまくいけば羽田乗り継ぎ需要の一角に食い込めるところでしたが,あえなくANAに敗北
  • 仕方ないので上海を拠点とする中国東方航空との提携を強化しましたが,位置がハブとしてはいまいち.また中国特有のATC遅延やインフラの問題もあって,利用者には便利とは言えません.

この状況を考えると大韓航空との提携が一番自然なのですが,なぜか提携先の中でもグループ4というMQMもMQDも加算されない最下層扱いでした.今まではデルタが無茶な条件を付けていたという噂ですが,ここにきてどうしようもなくなってきたのでしょうか.

対する大韓航空も,為替差損などで好調とは言えません.自社の北米就航都市数は多いものの,ユナイテッドと提携するアシアナと比べると明らかに不利です.アメリカンとの提携を試したこともありますが,さすがにアライアンス違いでは難しいでしょう.

太平洋線で第3のジョイントベンチャーができれば,とりあえず競争促進にはなります.


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2 thoughts on “デルタと大韓航空がジョイントベンチャー

  • NWエリア

    Takさん

    JFKでのピーナッツの問題の記憶が、曖昧になってきたところです。国際安全保障上の観点からしてみても韓国➕米国のジョイントベンチャーというのは、朝鮮半島の安定化にも貢献しますね。韓国そのものがピンチの今、ほとんど、ジャイアンの希望条件・リードによる提携内容での提携になるのでしょうね。ただし利用者からしてみれば、昨年、大x航空は羽田空港でエンジンから出火という問題を起こしており、敬遠傾向がStill 残っているのではないかと思われます。

    ジャイアンは、北アジアへは若干遠回りなっても人気上昇中の新進ガルーダ航空との提携が望ましいのではという気もしますが、。
    ところでシズカちゃんはどう思っているのでしょう。(笑)

    • tak Post author

      NWエリアさん

      うーん,ジャイアンも結構切羽詰まってきたので,むしろ以前より軟化したのが交渉進展の理由ではないかと思います.ナッツは大多数の人には関係なく,単なる面白い話ですみますが,安全は確かに気になりますね.
      ガルーダとの提携は面白そうですが,南半球まで行くのはさすがに遠回りすぎるのではないかと・・・ 久しぶりのアメリカ便もNRT経由で,NRT離れの促進にはあまり助けになりませんし.
      えっと,この場合のシズカちゃんは誰になるんでしょう? そんなに好かれるエアラインありましたっけ (笑).